新しい携帯番号も申請して、何とかウェブページもざっくり作ったので、新規に名刺を印刷することに。
アシスタントのHienさんに業者を調べてもらったところ、いつもは即答の彼女が、時間がかかっている。。 翌々日届いたメッセージには、ひと箱 40万ドン! いやいや高すぎる。
以前に使った印刷やさんの名刺が運よく出てきて、聞いてもらったら、20 – 25万ドン。ここは富士フイルムの複合機で印刷しているところ、確か。オフセット印刷ではないし、まあ、急いでるし Ok.
名刺のデザインは、ワードに自分で作る。ホームページのQRコードも入れました! あらかじめHienさんがお店に送っておいてくれました。
紙の質を自分で選びたかったので、突然お邪魔する。
窓口には女性三名がお客様応対。私を担当してくれたのはTramさん。思った以上にだれも英語が通じない、、 たどたどしいベトナム語を駆使することに。
私 : 今の名刺を渡して、「これと同じ紙がいいんだけど」
Tramさん: 机の上には無造作に山盛りになった名刺。そこから日本企業さんの方の名刺を差し出して「これはどお?」
私 : いやいや、厚さも色もぜんぜん違うよ、、名刺がこんな風に使われてるとは、、
Tramさん: 他の名刺をボックスから取り出しながら、「同じのはないね」
私 : 「前にもここで印刷したんだよ!」 Tramさん、分かった、分かったという感じになり、スタッフに何か指示すると、分厚い紙のサンプル! あるじゃん!
そこから、希望の用紙を選んで、ひとまず前進。 次は仮印刷。
あがってきたものは、似ても似つかない、白茶けた色合い。 フォントも違うし。
フォントは、PDFにしたものを渡して解決。 問題は、色。
Tramさん : 「前の名刺とは紙がまったく同じじゃないから、同じ色にはならないよ」
私 : 「この色はぜんぜん特別な色じゃないから、ぜったい同じになるって。 こんな色じゃ使えないよ」
Tramさん、スタッフを呼びつけ(スタッフは若い男子)、説明。男子はさかんに、抵抗して何か言ってる。だが、Tramさんは引かない。再度トライ。
この間、やけに時間かかる、、 待っている間、別のお客様が見えて、「終わってからで大丈夫(つまり私の印刷が終わってから)」という彼女に、Tramさん、「いやいやこのお客さん、長~いから先に聞くから座って」と。 話せなくても、聞き取れたりするんだヨ。
だんだん本当に無理なんだろうか、、という気持ちにもなり、Tramさんに「もし、本当にあの紙だと色が出せないんだったら、最初の紙でも」と言いかけたら、
Tramさん無言で、ニヤリ。 いいから、いいからっていう感じ。
ようやく、男子が仮印刷をTramさんにもってきた。
Tramさん: 「ここから色選んで」
えーっ! なんと、A3ぐらいの用紙一面に、欲しい色と同じような色合いの30パターンぐらいの、正方形の色見本!
なるほど。。
訪問したのは、金曜日。 出来上がるのは月曜日と最初の話しだったのが、Tramさんのはからいで、お店の営業時間内に、ぎりぎり2箱、印刷完成。 2箱で50万ドンでした。 とりあえず、納得のいく名刺が出来上がりました。
お店にいた時間:2時間半
お店情報
INNHANH, 188 Hoang Hoa Tham Street, Binh Thanh Dist., HCMC
Tramさん: Thuy Tram, thuytram@innhanh.co, 094 564 7373
ベトナム語 ワンポイントレッスン
Inは、印刷の印。Nhanh (ニャン) は、速い。Nhanh Nhanh と重ねると、”はやく、はやく”という意味に。di をつけて、Nhanh Nhanh di! とすると、相手の行動を促す言い方。これは部下には使える。Di のもとの意味は、行く。Di di は、”行こう、行こう” という意味にもなります。たとえば、スタッフが、顧客先に行く支度に手間取って、待っているときなど、”Nhanh nhanh di em. Di di.” em は男女とわず、年下を指します。発音は、エムのェを、日本語のェより、少し口を開いて発音すると、ベトナム語らしくなります。