ハノイで4時間空くので、工業団地視察にあてる。 本来であれば、朝いちで訪問したデベロッパー (Viglacera)の団地を見てみたかったのだけど、4時間で行って帰ってこられる彼らのBac Ninh省の団地は、インフラ整備中で、”2023年末、引き渡しおそらくできます”という状態。 今回は、即引き渡し可、という区画を探したかったので、すでに日系企業も多数入居しているハナム省の団地をみることに。
ホーチミンでは、ポピュラーなVinasun やMailinh タクシーが、ハノイ市内であんまり走ってるのを見ない、、 以前はMailinhはもっと見かけたような、、 馴染みのないタクシーよりは、グラブの方がいいかなと感じて、工業団地内の企業さんをとりあえず行先きにして、Nam Tu Liem区のViglacera Towerから乗車。
ハノイにまた戻るか聞かれたので、帰りも使うね、ということに。 遠出すると大抵ドライバーさんに聞かれます。
ハノイ市内から約1時間15分で到着。 メイン道路を少し走るけどそれらしい事務所は見当たらない。。 販売を担当しているエージェントさんに電話で、工業団地内に管理事務所があるか聞いたら(英語で)、「担当者は出張中だから、あなたの要望には応えられない(英語)」との返答。 はい、了解。
ドライバーさんはというと、当初の予約のときに指定した企業じゃなくて、事務所に行きたいという私の要望に、あっち走ったり、こっち走ったり、たまたま外に出ていたある企業さんの守衛さんにまで、車から降りて聞いてくれている。 もう、団地の感じはつかめたからいいかな、と思い始めたところ、団地入口の守衛さんに聞いた方がいいとなり(それはそうだ)、ドライバーさんのリードで、ようやく事務所発見! なかなか見つけづらい場所にある。ドライバーさんはあきらめなかった。ありがとう!
施設事務所にレセプションがあるわけもなく、窓からのぞいてみると人影あり。「ハロー」とか呼びかけてたら、ドライバーさん降りてきて、大声で呼んでくれる。一番若手の男子が現れ、ドライバーさん、何か話しかけているが、「大丈夫、ありがとう。少しベトナム語話せるから」と、空いてる区画があるかだけ聞いてみることに。 すると、男子まぁ、まぁあせらずに、という感じで、携帯で誰かに電話した。 さっき電話したエージェントさんかなぁ、だとすると、担当者不在だから、という返事かも。。 ところが、携帯のスピーカーから、綺麗な日本語!
日本語を話す友人に電話して、通訳をお願いしたらしい。 空き区画はあるとのこと。うれしい情報。男子とグラブに乘りこみ現地視察。
区画に着いたら、彼、再度友人に電話して、ウェブ会議みたいにスムーズな現地視察。それにしても、なんて正確で、変なアクセントやくせのない、綺麗な日本語を話すのでしょう! しかも、突然の対応に、ほんと、ありがとうございました。
彼を事務所に送る車中、なんか、すっごくほがらかにドライバーさんとずっと話してる。
車をおりたら、にこやかな笑顔で、「上司に会っていきますか?」
私: 「えっ、ありがとう。でも今日はここで帰ります」
彼: 「じゃ、また何か必要なことがあったら、いつでも連絡してください」
すばらしい! 営業に職種も、ことばの壁も、無い! 安心して勧めたい団地だ!という気持ちになりました。
ベトナム語話せたら、何十倍もの情報がとれるだろうけど、なんとかなります。
結局、グラブ予約がうまくいかず、現金で帰りはお支払い。 追加料金の請求もなく、行きとまったく同じ料金でした。
タクシー代金: 56万ドン(片道)
視察先:Dong Van Ⅲ Industrial Park – Ha Nam, Duy Tien district, Ha Nam province
ベトナム語ワンポイントレッスン
タクシーでどこかに行って、待っていて欲しいときに便利なフレーズが、Đợi ở đây được không? Google translate とかの発音で、ぜひ、練習してみてください。あんまり丁寧な言い方ではないけど、事務的な話しなのでOkでしょう。待てれば、Được,được ! と即答されます。返事がなければ、ダメなので、không sao không sao (大丈夫、大丈夫)と言って、別の車にした方がいいです。ベトナム語の khô の発音は、日本語のコに息をまぜた感じの音。ティッシュを口の前において、ティッシュがビクッと揺れたら khô です! co は揺れないようにね。 co の o は、日本語のオより、口を開けてちょっと間がぬけた感じのオ。 cô の、ô が日本語のオに近いので、意識せずにオでOkです。